皇居ランニング漫遊記(その3)

 

【皇居は新緑の季節】

 

 みなさん、こんにちは!「三番町シェイプアップスタジオ<応幹>」院長、伊ヶ谷応幹です。

 

 スタジオに行くとき、九段下駅2番出口から向かいます。出口を出ると、目の前には「牛ヶ淵」の景色が広がります。

 

 牛ケ淵?というと馴染みが薄いかもしれませんが、武道館へ田安門から入る際、そのときに右側が「千鳥ヶ淵」、左側が「牛ヶ淵」となります。

 

 他の「桜田濠」や「半蔵濠」のように、なぜ「濠」と言わないかというと、千鳥ヶ淵、牛ヶ淵などの「淵」はダム工事によって小河川を堰き止めて造成したものだからだそうです。

 

 

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※環境省のデータより抜粋↓

 

 昭和 38 年の高速道路建設工事の際に、高速道路の千鳥ヶ淵南東部から地上に出る部分の地下工事のときに、千鳥ヶ淵の水面から約1メートル下に相当する深さに300 メートルの長さの石畳みのトンネル(上水道跡)と、地下16 メートルの深さに竹藪や木立の生えていた谷川を埋め立てた跡が発見された。谷川は、千鳥ヶ淵川の河流と思われる。

 

 牛ヶ淵は、現在の日本橋川(旧名平川)右岸の河岸段丘と武蔵野台地東麓部の湧水線との間の低地に水を溜めたもので、ダム(堰堤)の名残りは、清水門の入口に認められる。


  千鳥ヶ淵から牛ヶ淵への水の導入は、代官町の谷を埋めてダムをつくり、九段・田安門下の土手にある水門で水位調整を行い、牛ヶ淵に流したと思われる。

 

↑ここまで抜粋↑

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 これから夏に向け、水面には蓮の花が咲いていきます。きれいに咲きそろったころに、また写真がアップできたらと思います。

 

 

 

【タチアオイ】

 

 写真の右に写っているのが、「タチアオイ」の花です。

 

 1m~3mぐらいに茎が直立し、上部にきれいな花が咲きます。梅雨明けまで咲いているので、しばらくは楽しめますね。

 

 この花は古来から薬用(蜀葵根)として使われていて、利尿作用があるようです。今度、根を煎じてみるかな?

 

 この「あおい(タチアオイ)」は『八重の桜』でも有名になった、会津若松市の市の花にもなっています。会津でもたくさん開花しますが、徳川家との深い縁から、「あおいのもん」の音から選んだのかもしれませんね。

 

 ちなみに、うちの奥様の実家は鶴ヶ城の近くにあり、会津藩時代はお蔵番だったそうです。まだまだ会津藩士の心得「什の掟」が生きており、「ならぬことは、ならぬものです」が有名ですが、会津人のお客さまをもてなす心はジンときますね!

 

 ただ、いまだに長州藩と仲良くできないのは、わかる気がいたします。。

 

 

皇居マラソン漫遊記(その4)へ続く。。。